鼻センサー

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紅葉の賞味期限ももうすぐです。



私の母は鼻が利く人だったので、子どものころ、我が家の食べものは母の鼻で賞味期限が決まっていた。においではわからないものも、食べられるかどうかを調べる知恵が、いくつもあったような気がする。

三重県の青山町(現伊賀市)にある愛農学園が私の最初の仕事場だったので、赤福もちには少しだけ親しみがある。だから今回の報道には驚かされた。赤福だけでなく、他にもいつばれるかとドキドキしている人たちが日本中あちこちにいることだろう。

もちろん偽装をほめるわけでもないが、どこか腑に落ちないことがある。
売れ残ったり、あまった餅やあんをいったん保存してあとで食べる、これってとてもいいことのような気がするのだけれど。食べものを大切にすることでしょう?

消費期限や賞味期限にこだわるあまり、私たちはとんでもない間違いを犯し続けているのかも知れない。それに賞味期限の偽装より、不健康添加物の偽装の方が何倍も怖いと思う。腐ったものは鼻センサーで感知できるが、添加物は人にはわかりにくい。

うそを見破ったことに偏った報道が続くが、もう一度食全体のあり方を練り直すことが必要となっていると思えてならない。
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by oguni-folke | 2007-11-07 23:47
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