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秋は光になって

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フォルケのすぐ隣、わらび山の秋

10月25日

やまちゃんと真理子さんとおしゃべりをしながら、小豆のさやから、豆をとる作業をした。やまちゃんはそれをお土産に持って帰った。

ここのような「山の暮らし」のなかには、老人やしょうがいを持つ人や、子どもたちの活躍できる場面がたくさんある。この豆はずしの作業も、山で取れたきのこを洗う仕事も、山菜をつけたり干したりすることも、ここではほとんどを老人(特にばあちゃん)が請け負っている。山の暮らしを豊かにするには、人手が必要なのだ。

この地域には比較的たくさん、しょうがいを持つ人たちが住んでいるが、皆それぞれの家で、なくてはならない役割を持っていて、いなければ困る存在になっている。

そういえば私も小学生の頃は、風呂焚きが私の役割で、結構はりきって毎日まきを割って風呂をたいていたことを思いだした。スイッチ一つで風呂が沸く時代になって、子どもの仕事が確実に一つ減った。
発展途上国の子どもたちの笑顔のヒミツも、もしかしたらこの辺にもあるのかもしれない。彼らには生活を支えるための役割がある。

環境、エネルギーのことなどを考えても、ここのような中山間地の、みんなが役割を持って生きていく暮らしこそが、私たちが今世紀を生き延びるためのモデルであり希望のような気がする。
by oguni-folke | 2007-10-25 22:40
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