最近あるかたから、「ひきこもりって何ですか?」とご質問を受けた。
これは実に難問だ。私にはわからない、と言うしかないような気がする。答えは当然一つではないし、私は専門家でもない。また、何人かのひきこもりの人と出会ったというだけで、経験がそれほど豊富というわけでもない。
またこの質問、当事者も、ご家族も簡単には答えられないのではないだろうか。
ただ、最近読んだこの本、ひきこもりと家族トラウマ 「生活人新書」服部 雄一 (著)
これは良い本だと思った。これまで読んだ本や、講演などの中で、一番うなずく回数が多かった。興味のある方は、ぜひ読まれるといいと思う。
私は、ひきこもりはおそらく、人間のもっとも心の奥深い領域に関わることだと思ってきたので、誰かのひきこもり論が100%正しいなどということはないと思うが、この本はおすすめだ。
「親」にはちょっときついかも知れない。でもよく読むと、親を責めているのではなく、親を生み出している「日本社会」のあり方を厳しく問うていることに気づく。
星飛雄馬の父親まで登場する。
これが書かれたのは2005年だが、この本の中で指摘・批判している愛知の有名姉妹のひきこもり対応、この2人が翌年にたどった悲劇を考えると、見る目の正しさをうかがわせる。
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8月16日
今日は朝から一日プールの監視の仕事をしていた。雨が久々に降ってきそうなので、夕方は遅れていた大根まき。
こんなわけで、通信の発送は一日30通が限度、これまで80通発送。もうしばらくお待ちください。