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みらい

8月10日

今日は忙しい一日だった。

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朝の配達のあと、上の写真のように、地域活動支援センター「みらい」の開所式(わたしは司会)に出席。長い名前だけれど、簡単に言えば障がい者の居場所、社会に出る第一歩を踏み出す応援をするところといったらよいだろうか。これができたおかげで、これまで自宅から出ることがなかった人たちが、昼間ここで過ごすことができるようになった。

そのあとフォルケの通信「風のとおり道」を印刷所に取りに行き、大石沢に戻り地域の会計の仕事で2軒訪問、プールの監視、夕方は畑で狸よけの柵つくり。夜は作業所「まんまる」の理事会。

忙しいけれど、その合間に見る大石沢の風景の美しさ
後ろは茂松山
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ニュースから思うこと

給食のメニュー(うなぎとなにか)の子どもの希望を取り違えた小学校教師が、クラスの子どもに口止め料として100円ずつ渡していたというニュース、笑ってしまったけれど、いかにも日本的な事件なんだろうなあと思った。

失敗を許さない社会、学校。「ごめんなさい、間違えちゃった、、」って言えばいいのにな。きっと子どもがちょっと失敗したときにも赦さないのかな。その先生を責める、というよりは、そういった構造に問題があるのだと思う。

みんなが、失敗することを、間違えることを恐れ過ぎているような気がする。
立ち止まっている若者と話をすると、そのことを痛感することがある。失敗するかも知れないから、前に歩み出せないという人が、たくさんいるような気がする。これまでの道のどこかで、そのことで深い傷を負っている。

こういうわたし、失敗の大名人。
わが人生ベスト3の大失敗を一つ紹介。

三重県の愛農高校の教師として、生まれて始めて担任なるものをさせていただいた20代、修学旅行で26人の生徒を引率して(なぜか教師はわたし一人)北海道の礼文島にいきました。長旅して、夕方島に到着。宿泊予定のホテルに行くと、フロントの人が怪訝な顔、、、。

そして申し訳なさそうに、「宿泊は明日になっておりますが、、、、」

「えっ??」





ちょうど8月の上旬、夏の礼文島にもう空き部屋もなく、おなかをすかせている26人を前に、途方にくれるとはこのことでした。

すべて計画を準備していたわたしが、一日間違えていたのです。その修学旅行、その後どうなったか、それがあったからこそ、礼文島の人の優しさに触れることになるのですが、その話は省略します。

そのときはどうなることかと思ったけれど、何とかなるものです、、。生きてさえいれば、人生何とかなるものですよ。大丈夫。

ここまで書いたら「お前の人生、何とかなってないよ」という声がどこかから。空耳?
by oguni-folke | 2007-08-10 22:16
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