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銃声

27日

朝の会は直木親子も一緒に5人で。そのあといつものように英語と数学の勉強を。
独立学園に直木さんたちを送り、Jettyと印刷屋さんで校正作業。
昼には半年振りの来訪となる6期生Mattyを小国駅に迎え、久しぶりに一緒にバドミントンなどで汗を流した。昨年の今頃と比べれば別人のようになったMattyの近況を、うれしく聞かせてもらった。

フォルケから直線で400メートルくらいのところの栗林に、最近熊がよく現れると聞いていたのだが、今朝、熊の母親が仕掛けてあったおりにかかり、まもなく射殺されたのだという。その銃声が子ロバの家にも聞こえたらしい。そばにいた子熊は山に逃げていったとか。

昨年山は大豊作で、熊の子がたくさん生まれたが、今年は逆に不作となり、そのこどもたちを育てるために、里にも下りてくるのだという。昼行ったラーメン屋さん菊一の隣にも、2頭の子を連れた母熊が出てきて、そちらも親は殺されたらしい。

私も熊にはもちろん会いたくはないし、住み分ける良い方法はなかなか見つからないが、熊にとっては何にも悪いことをしているわけではなく、なんとも哀れな気がする。
親を失った子熊は今頃どうしているのだろうか。

山の生活には、こんな切なさがいつも共存している。

今日も世界のどこかで、銃声が、人に向かって響かないことを祈りつつ。
by oguni-folke | 2006-09-27 23:02
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