10年

昨日訪問された米沢の伊藤さん(からころセンター主宰)に
「武さんがフォルケを始め、7年続けている一番の原動力って何ですか?」と問われ、いろいろと考えた。

そもそも内側に力強い動力などないので、ふらふらとしたたよりない歩みなのだが、それでもここまで何とか続けてこられたのは、たくさんの人たちに支えられ、励まされて、というのがなんといっても一番大きい。

私のことで言えば、昨日は、「根本は少年の日の出会い、独立学園の、当時の鈴木校長や桝本教頭先生たちとの出会いかなあ」と答えたが、それだけではないような気もする。源泉はいくつかあって、それらが合流して小さな流れになっているのかも知れないなと思う。

そのへんは自分でもよくわからないというのが真実だが、その答えの一つがふっと今日浮かんできた。

午後仙台から伊藤竜一君が久しぶりに来訪、それで思い出したが、私たち家族にとっての親しい若い友人だった伊藤正士君が(竜一君の末弟)21歳で亡くなって、今日はちょうど10周年の日だったのだ。

毎日のように事故現場を通るたびに、私は彼のことを思い出し、天国の彼に話しかけてきたのだが、3年ほど前にその場所が、ダムの工事にともない通行できなくなり、その会話も最近は途絶えがちだった。

彼だけではなく、親しかった若い友人や教え子たちの何人もが(片手では足りない)すでにこの地上を去っている。その中には自死やそれに近い人たちも何人かいて、今でもその一人一人の笑顔を思い出すたびに、生きていたときには何もできなかった私自身に対して、情けない気持は消えない。

彼らのことが小国フォルケの源泉の一つだと、今確かに思う。彼らのいのちを受け継いでいる、といったら責任が重くて大変だけれど、すくなくともフォルケの生活の一こま一こまの中に、彼らが生きているのは間違いがないと私は思っている。


7月10日

jettyが戻り、1週間が始まる。H君は今週はお休み。フォルケも夏休みまで、あと2週。
[PR]
by oguni-folke | 2006-07-10 22:11
<< 花壇 なかまはずれ >>