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不審者の文章に対する応答3

ひきこもり経験者であるGrahamさんからの応答です。
了解をいただいた上で、感謝してここに掲載させていただきます。経験者ならではの、深い示唆にとむ内容です。ありがとうございました。武

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「不審者というブログを読ませて頂いての感想です。
私は20歳代のほとんどをひきこもりで苦しんだ者です。
自分が自分自身を「俺は世の中の言葉で言えば不審者だ」と思い、悩んでいました。

ひきこもりの人間でもどうしても外に出なければならないことがあります。医者のところへ行く時などです。
ひきこもりの人間が外に出るには、普通の人には想像できないくらいのエネルギーをまず溜め込まなければなりません。
そしてロケットブースターが発火して一気に空へ飛び出すように一気に近所の世間の眼という重力に反して飛び出さなければ心が保てないのです。
電車の中では視線恐怖に悩み、そしてまた家に帰還するときも発射時と同じく、ものすごい重圧を受けつつ帰還するのです。
だから無事自分の部屋にたどり着いた時には、ヘトヘトで、食事のことなど頭になく、気を失うように1時間くらい眠り込んでしまいます。

「人を裁くな。人から裁かれないためである。」
この文の中には外面的なことと内面的なこととが両方書かれていると思います。人を裁けば、その基準で人から裁かれるのは当然です。でも口に出さずとも、心の中で、人の悪口を言ったり、裁いたりすると、自然と他人から同じような悪口をいわれるのではないか?と自分が自分内部で自分を裁いてしまうのです。心理学では投射と言うそうです。

人を裁くのではなく、その人の心の内から悪しきものが消え去るように!その人の心の内が神のよきもので満たされますように!と祈るとかなり心は楽になると思います。
これは徳島聖書キリスト集会を開いていらっしゃる吉村孝雄さんがよく口に出して言う言葉です。

私は医者から薬を頂き、統合失調症の人たちの集まりであるデイケアというものにも参加したことがあります。確かにデイケアを通して外に出る、仲間ができる、これはフォルケでもやっていますよね。しかし、本当に心が楽になったのは、内村鑑三の本や聖書、それらを通して吉村さんから教えて頂いた上記の祈りです。
カールヒルティーも言うように、心を治すには医者とキリスト教の両方が必要だと思います。

私は今も薬を飲んでいます。でも聖書の学びを通して教えられることがたくさんあります。
コンビニ店員のアルバイトの身です。ニートの人たちともたいして変わりありません。でも毎日働ける場があるのは幸せだと思います。

世間の人たちよ!引きこもりの人たちを裁くのをどうかやめてください。彼らを裁くことによって、得られるものは空しい優越感だけです。
引きこもっている人たちよ!世間という言葉に騙されるな。まず周りにいる近くの人のために上記の祈りの練習をすることを勧めます。

私が苦しんでいた頃にこのようなフォルケがあったら、行ったかもしれません。
私は去年の12月に水道橋のYMCAで開かれたクリスマス讃美と祈りに出席させて頂き、武 義和さんを初めて知りました。
土曜日は5時から仕事が入っているので今井館へ出かけられないのが残念です。
もっと小国フォルケホイスコーレみたいなところがたくさんできるといいですね。」


5月31日

午前中は体育、太久君・Jettyと3人でたっぷり汗をかいた。

午後、Jettyと今年は休耕する田んぼに、かぼちゃの植え付け

夜は私の父が宿泊、久しぶりに子どもの側で親子の会話の時間
by oguni-folke | 2006-05-31 23:40
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