不思議な糸に導かれて、とうとうここに。近江八幡市ちいろば記念会堂。10月4日あさ
右から榎本和子(奥さま)さん、恵さん(ご長男)、おなじみふぉるけまん、橋本るつ子さん(ご長女)一人おいて右端に榎本保郎(ちいろば)先生(写真)。
まだ私が20代で、岐阜の串原村(現恵那市)でハムやカボチャを作っていたころ、一冊の本を紹介されて読みました。ぐいぐいとその内容いひきつけられて、心が大きく動かされたことを思い出します。
その本が「ちいろば」、 榎本保郎先生(牧師)の自伝で、いまだに広く読まれ続けている名作です。
私はその後もふらふらと、足取りも危なっかしく生きてきましたが、このちいろばとの出会いが、生きる方向は決めたような気がしていて、私の出発点ともいえるものです。フォルケの建物に「子ろばの家」と名付けたのは、ここからも来ているのです。今回の訪問を機に、30年以上ぶりにちいろばを読み返し、ほこりをかぶっていたような心が震えました。