原発の作り出す豊かさを享受する側の人たちに支持されたからといって、その東京の豊かな暮らしのために犠牲になったともいえる人たちの、悲しみや怒りは変わらない。
あの大災害で私たちが学ぶべきことは「謙遜」であったはず。金メダルはいらないから、暖かくて、いたわりあう社会をめざしたい。
今こそみちのくに生きた農民詩人の声に耳を傾けよう
***
世界がぜんたい幸福にならないうちは個人の幸福はあり得ない
正しく強く生きるとは銀河系を自らの中に意識してこれに応じて行くことである
われらは世界のまことの幸福を索ねよう 求道すでに道である
……われらに要るものは銀河を包む透明な意志 巨きな力と熱である……
われらの前途は輝きながら険峻である
険峻のその度ごとに四次芸術は巨大と深さを加へる
詩人は苦痛をも享楽する
永久の未完成これ完成である
……おお朋だちよ いっしょに正しい力を併せ われらのすべての
田園とわれらのすべての生活を一つの巨きな第四次元の芸術を創り
あげようではないか……
宮沢賢治・農民芸術概論より抜粋
***
2月6日 珍客来訪
私と私の音楽にとってなくてはならない人たちが、はるばると大雪の山里を訪ねてくださって
かいらぎ荘前で
8日 東京豪雪
私が引き連れて行ったわけでもあるまいに、東京は45年ぶりの大雪
フォルケの卒業生を訪ねる途中、上野駅前は猛吹雪
そういえば45年前も東京にいました。
一夜明けて実家の前もこの通り
11日 小国少年
今夜登場するスノボーの少年こそ、10年ほど前からここ小国横根スキー場のハーフパイプで、ちびちゃんながらすべりまくっていた平野あゆむくん。その頃その整備を担当していたのがフォルケの隣人石原牧人君で、そのうわさは私たちもよく聞いていました。こりゃちょっと気になりますねェ。