人気ブログランキング | 話題のタグを見る

建築報告

建築報告_f0069883_5332267.jpg

南三陸(志津川)荒砥地区に、フォルケとパルシック共同の建築が始まりました。

7月24日

朝4時半資材・食料などを積み出発
8時過ぎに現地に着くと、昨日から仕事に入っている川崎君と少年は、すでに朝日の中で仕事を始めていました。
建築報告_f0069883_5361036.jpg

子ロバの家も作ってしまった棟梁川崎君、
手馴れたものです。
昨夜は避難所の中に布団を敷いてもらっ
て泊まったとか。
建築報告_f0069883_5374725.jpg







私もさっそく大工さんに。といえばかっこいいが。
「たけさーん、バールとってください。」
屋根の上から少年の声。
「はい」
「これ買ってきて」と棟梁
「うん」
私は仮設のローソンに2回。

途中、この家の高橋さんのご両親がやってきました。
私と3人で、あの日以来封印されていた入れ物を壊し、中から圧縮された
15キロほどのわかめを。
半分はいたんでいなくて、お二人はにこにこ。
私たちもお土産をいただきました。
建築報告_f0069883_5434755.jpg

この場所、南は美しい海ですが、そのほかはまだ瓦礫の山
何が始まったんだろうと、道行く人も車も、珍しそうに眺めていきます。
建築報告_f0069883_5453916.jpg


後ろに見える寺(赤い屋根)が津波の際の避難所だったそうですが、そこも津波が。
いったん寺にいた人たちは、その後ろの墓にかけ上り逃げたそうです。
(その際一人亡くなった)
建物は墓の左斜め下に見えるかな。
左側の残っている建物も、ほとんど2階まで浸水
海は右側です。

「ゆだんしたんだあ」
別のおばあちゃん。
「チリ地震の時は、大丈夫だったのよお。」

この高台にいると、そこまで津波が来るとは、
私だって考えないだろうなあ。

建築報告_f0069883_5481349.jpg

浜辺にも夕連れ。
今日の仕事はそろそろ。
少年は大活躍です。くれぐれも気をつけて。

私はそのまま小国へ帰りましたが、
2人は明日朝まで仕事をし、
いったん引き上げる予定。

また今週中に再度川崎君は現地にいき、外側は仕上げるそうです。
(ガソリン代など、フォルケ基金を使わせていただいています。)




8月初めには、この建物が活躍を始めるでしょう。
そのころには住居も、避難所から仮設に移る予定だとか。

途中何度も高橋さんご夫妻が避難所から、
食料や飲み物を差し入れてくださいました。

避難所に間借りして泊まっている2人は、この地区の人たちとも
ずいぶん親しくなっていました。
そこでなんとびっくりの事実が!それは、、、


また次回のお楽しみ。
by oguni-folke | 2011-07-25 05:53
<< 二つの荒砥 ラブ&ピース >>