人気ブログランキング | 話題のタグを見る

地震の支援10

ご支援をしてくださっているみな様へ

22日~23日 気仙沼~仙台長町病院へ行った川崎夫妻の報告です。

22日午後 小国警察で許可証をもらい出発
途中山形市でIVY(国際ボランティアセンター山形)へより、米150キロなどを届ける。その後高速に。緊急車両は高速を走れるので、(今日からは東北自動車道は、普通車両も走行可能)思ったより早く気仙沼へ。17時半ころ到着。
津波に襲われた場所以外は普通の町並みが続き、突然に瓦礫の山に。動かせるものは片付けてあるが、車はそのままあちこちに散乱。届け先の友人のところは、一階は浸水して使えないので、2階で暮らしているということ。(電気は半分通電しているようだったが、その後漏電が見つかって停電に)運んでいった物資(米60キロ・長靴・雨合羽など)は大変喜ばれた。
すぐに引き返して仙台へ。
仙台の町はどこに行っても、給油を待つ車の列が延々と。

長町病院の板橋さん宅の自宅マンションも、壁のタイルが剥がれ落ちていて、ガムテープで止めてあった。休みがほとんど取れないので、片づけがほとんど進んでいないとのこと。彼女と長町病院からの報告とお礼は昨夜のブログで。

震災から10日が過ぎ、あちこちからの支援の物資などが被災地に届き始めている。
私たちの活動だが、まだ支援の手がほとんど入っていないころからの、とりあえずの緊急支援は一応一段落とする。長町病院からの報告にもあるように、これまでのフォルケの応援も微力ながら意味があったように思う。

物資は余り始めているような場所がある一方で、まだまだ食料が届いていないような場所もあるようだ。避難所のニーズは日に日に変わってきていて、昨日必要だったものが今日大量にどこかから入ってくるということや、ボランティアが大量に作った豚汁が残ってしまうというような話も入ってきている。(原発避難所のケース)
これからの支援の方向だが、やみくもに「早く」というよりは、「的確に」、あるいは「長く」が求められ始めているように思う。また、支援の「質・内容」も問われるだろう。

そこで、フォルケのこれからの活動の方向を、次の4つにしようと話し合った。

1 毎日避難所に行っているIVYに、(要請があれば)その日に必要な米などを運ぶ。
2 小国町の避難所の人たちに必要なものを届ける。(ものに限らず)
3 小国町の舟山グループの活動を、後方から支援する。
4 じっくり様子を見極め、いま一番必要な、そして息の長い支援を進める。(あせらない)

ものをお届けしたしたいという連絡をいただき、大変うれしいのですが、上記のようなこともあり、少しでも無駄にしないためにも、必要なものについてまた連絡いたしますので、それからお願いいたします。

なお、大量のペットフードが米沢のホームセンタームサシから提供され、配送する人がいないということで恵さんがそれを引き受けて、ペットのいる避難所を回って届けている。

ほぼ3人で動いているだけなので、十分なことはできませんが、できる限りの活動もしばらく続けますので、よろしくお願いします。

小国フォルケホイスコーレ 武 義和 スタッフ一同 
by oguni-folke | 2011-03-24 10:32
<< Yell 長町病院より >>