牛乳配達の途中、遠くさるっぱなをのぞむ
本当は別の名前の山だが、特に独立学園生が「さるっぱな」と呼んで親しみを持っている。
25日
からころ主催の講演会に参加して、色々と勉強をした。
講師は山形県精神保健福祉センター所長の有海清彦さん(医師でもある)
タイトルは「ひきこもりの理解と支援・医療と福祉の面から」
毎日のように相談や診察をされているかただけあって、具体的でわかりやすい話だった。
私自身の復習もかねていくつか紹介をすると、、、(私の考えではないので念のため)
ひきこもり関連ではもっとも有名な一人、斉藤環氏のひきこもり定義「20代までに問題化し、6ヶ月以上自宅に引きこもって社会参加しない状態が持続しており、他の精神障害が第一の原因と考えられないもの」という中に、問題点があるのではないか。
実際には、統合失調症ではなくても、広い意味での病気(それが一時的なものであるものも含め)や、人格障害や発達障害などを持った上でのひきこもりという人が多い。(実際に何百例にわたって調査をした限りでは、全く何も問題がなくてひきこもっているという人は少ない。)病気ではないという定義がいくつかの問題を起こしてはいないか。
単純な事例では、たとえばひきこもりは怠けであるから、厳しくすれば治るという誤解を生み出すことなど。
もしそれが病気(広い意味での)であるとすれば、それなりの対処の仕方(投薬なども含め)があるのではないか。
ひきこもりは困った困ったばかりではなく、役立っている面もあるのではないか。
問題が顕在化しないためにひきこもっているということもある。
ここまでが簡単なまとめ。ここから私。
実際に考えさせられること、うなずくことが多い話だった。そのほかに自閉症についてや、アスペルガー、高機能自閉症の違い、また精神科医師の側のこと(たとえばアスペルガーの専門家はそういう診断が多くなるとか)なども色々と参考になった。