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難問

最近、ある幼稚園からの講演依頼を受け取り、以来そのことで考え込んでしまっている。

それはこんな内容。
「ひきこもりや不登校にならないために、どのような幼児教育がたいせつでしょうか?」

依頼をされた方も、このブログを読まれているかもしれないし、誤解のないようにまずお断りをしておくと、決してこの難問を批判しているわけではなく、ある意味では多くの方が考える普通の、良い質問なのかも知れないと思う。一ヶ月間考え、精一杯のお答えを来月にはさせていただこうと考えてはいるが、申し訳ないが、どうも名答は生まれる気配がない。

おそらく依頼者は、不登校やひきこもりを「何かの病気」ととらえ、私がそのことに詳しいので(本当はちっとも詳しくないが)、その予防のための方策を語れということなのだろうと思う。

その図式の中では、不登校もひきこもりも、全てマイナスの枠内のことになっているのだが、本当にそうなのだろうか。そこからもう、私の中ではわけがわからなくなっている。

ひきこもりで苦しんでおられるご本人や、ご家族に対して直接「ひきこもりも場合によっては必要ですよね」とはとても言えるものではないが、少なくとも不登校に関して言えば「不登校してよかった」というケースがあることは間違いないと思う。

この難問について、今日Jettyに尋ねてみたが、「そんなの幼稚園のうちにできる(わかる)わけがない」と言う。
妻に聞いたら、「もちろん一概には言えないけれど、親がやりすぎてしまう(夫注・親の過介入という意味か?)のはよくないと思う。私自身の反省でもあるけれど」

このブログを読んでくださっている方にも、助けを求めたい。
ひきこもりや不登校にならないために、どのような幼児教育がたいせつでしょうか?

6月9日

昨年に引き続き、米沢で不登校やひきこもりの人たちや、その家族を支援している「からころセンター」の人たち10名が午後に来訪。あいにくの雨でしたが、一緒にわらび採りに行きました。

となりのトクノさんの弟さん、川崎勉さんが雨の中案内をしてくださり、山道を歩くこと15分、茂松山の裾野に広がるワラビ野に到着し、さっそくワラビ採り開始。初めての人もいましたが、それぞれ楽しく採っていたようです。

いつもはそれぞれに重いリュックを背負っている人も多いのでしょうが、今日はひとまずそれはおろして、背中にはたくさんのワラビ。

フォルケに戻り、しばし歓談の後解散、よかったら今度はそれぞれで、またいらしてくださいね。

昨年何回か訪問してくださったRちゃん(不登校だった)から、ステキな絵入りのはがきがきて、今も少し不登校のような感じだけれど、その元気な文面を読み、夫婦で嬉しくなりました。

Jettyが家に戻り、野球観戦から始まった長い週が終わりました。
by oguni-folke | 2006-06-09 23:54
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