父を送る

父・武祐一郎が17日に亡くなり、19日に前夜式、20日に葬儀式でした。(上尾キリスト教会)

家族との別れは悲しいですが、89年間を走りきった充実の生涯でしたし、死は終りではない、というキリスト教信仰を持っていましたから、天国への凱旋を祝う式でもありました。
終りの式であり、出発の式でもありました。
かねてからの父の願いの通りに、父の愛した独立学園の卒業生たちに棺を担いでもらい、ヘンデルのハレルヤの合唱での旅立ちでした。

2日間とも天候が良くて、火葬場からは遠くふるさとの赤城山が見えました。

入院は5日間でしたが、最後まで意識はあり、祈りに対してしっかりとした声で「アーメン」と言っていましたし、亡くなるその日も、見舞いに来た私の長男(孫)に「ありがとう」と語りかけていました。
それが私が聞いた最後の父のことばでした。

陸軍士官学校の生徒として敗戦の前日に20才なったので、そこまでは軍国少年だったのですが、戦後キリスト教信仰を与えられてからは、70年間キリスト教非戦論を貫き、国内だけではなく韓国との交流も続けました。亡くなる間際まで父の祈りは、日本が九条を守ること、中東を始めとした世界が平和になることでした。

私たちは重いバトンを受け継いだことになります。
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by oguni-folke | 2015-01-23 06:10
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