観ました表題作。
日本が、再びたどり来た道を歩み始めようとしている今、絶対的なものを畏れず、人間が神になろうとしてしまっているまさに今、箱舟は語りかけている私たちに。
この作品では「うた」が重要な役割を担っていて、これもまさに今の私にはぐさっと。ここは泣けた。うたこそ力、うたこそ愛。これ以上は観ていない人のために教えないけれど。
旧約の物語はいつも考えさせられる。虐殺された側の人々のこと、当時は罪とされたマイノリティーの人たちのこと。
聖書の文言は一字一句間違っていないとする聖書無謬説(むびゅうせつ)には、やはり私は立てない。部分的にはおかしなところも、今なら間違いといえるところもあるように思う。これに対しては異論もありそうだけれど。
それにしてもビューティフルマインドの夫婦だったとは!