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都路混声合唱団

6日

 授業と男声コーラスの練習をおえて、すぐに福島県の田村市に向かう。都路(みやこじ)混声合唱団の練習に参加するために。

 この合唱団は、福島原発から20キロ~30キロのところにある都路町に12年前にできた混声合唱団で、団員は30名近くいたが、原発の事故以来、半数近い団員が各地に避難し、現在練習に参加できるのは14、5名。近くの仮設住宅から通う方も含め、この夜も14、5名の参加者だったが、ハーモニーの美しさと、団員のみなさんの歌に対する情熱には驚かされ、心が動かされた。おそらく原発にもっとも近いところで活動している混声合唱団だろうと思う。

この合唱団には高校の先輩Iさんが所属している。Iさんは私がもっとも親しかった上級生で、在学中もずいぶん可愛がってもらった。今再び合唱に目覚め、何年か前から歌っているのだという。

練習後にはそのIさんのお宅(原発から32キロとか)に泊めていただき、他では聞けない生の被災地の声を、たくさん聞かせていただいた。このブログでも、その内容は、少しずつ報告していこうと思う。

7日

 朝、田村・常葉町を出発、埼玉の実家へ行き、午後は植木屋になった。
by oguni-folke | 2012-06-07 20:21
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