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便利さの代償

ペレットストーブ

次の時代のエネルギーを考えるときにいつも思うことは、便利を追求し続けて、便利さに慣れてしまった私たちが、いまよりも不便な生活に戻れるのか、ということ。毎朝ペレットストーブに火をつけるときに、いつもこのことを考える。大げさに言えば、そこのところに地球の命運がかかっているとも思えるのだが。

昨年末に子ロバの家に入れたペレットストーブ、調子よく働いてくれていて、暖かな(といっても15度くらい)室内で快適に過ごせている。朝点火前の室内温度が、今頃はたいてい0度~4度くらいだから、相当ペレット君がんばってくれている。

それに、まきストーブから考えれば、はるかに、申し訳ないほどに手入れも世話も楽チンなのだが、これを都会の一般家庭にと考えると、いくつか課題も見えてくる。

1 点火のときに、まず前日の灰の始末と周辺の掃除、また、何日かに一回は、ストーブ内をめぐっている小さな煙突の掃除(3分で終わる)、それから着火剤に火をつけて、、、順調に燃え出すまでには10分くらいの時間がかかる。(まきストーブならもっとかかって、部屋はもくもくになるが)

2 一日2回くらいは、ペレットをざざざっと入れなければならない。(お年寄りには大変かも)

3 そのペレットを、一日一袋は倉庫から、「よいしょよいしょ」と運んでくる。(15キロ)

あとは勝手に燃えてくれるので、この3つの作業をどう感じるかがポイントとなる。

私の予想では、一般の都会人では、9割以上はこれではいやだといいそう。
エコに関心のある人は、その「関心度」(気合と)と、「いや度」がほぼ反比例するだろう。

普及のために、ここをどうやってクリアーしていくか。

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もうひとつ、どうでもいい、デモ楽しい話

今度は「便器とふるさと」 正月そうそうスミマセン

20年ほど使った母屋の水洗便器が壊れたので、新しい物に(上だけ)交換したのが昨年夏。
調子良かったのだか、クリスマス頃からリモコンがおかしくなった。

用足し後、手動では水が流れず、自動で流れるようになってしまったのだ。(自動洗浄があることすら知らなかった)それがどうやっても、いまのところ直らない。同居人は困らない。かえって便利といえば便利なのだが、困るのは男性の私。便座に座リ、立ち上がるとセンサーが働いて流れる仕組みのようなので、小用の時には流れない。どうやっても流れない。いろいろ試してみた。

1 用足し後、しばらく便座に両手で圧力をかける。→ これはなぜかうまくいかないし、なんだか情けない(笑)
2 センサーが働くのかと、座るあたりに手をかざす。→ これはまったくダメ。
3 ちょっと座って立ち上がる→ これもダメ 時間が必要のようだ。
4 敗北を認め、小用のときも便座に座る→ しりが寒くてダメ。(トイレは暖房なしでマイナスにもなる)同居人はごくろうさん。

そこで仕方なく考えたのが、この方法。小用の後、落ち着いて便座に座り、「ふるさと」を歌う。
かの山あたりまで(4小節)歌うとOK、流れるようだ。

というわけで、正月早々、毎日何回かトイレでふるさとを歌うことになってしまっている。
明日は東京から、ひさしぶりに息子が帰ってくるのだが、彼にもふるさとを教えなくてはならないのだろうか。

これって便利? 


いや、これは便器だろうね。

おあとがよろしいようで。 
by oguni-folke | 2012-01-06 15:18
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