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むかし書いた手紙

20日

ランドセルを購入したときにお母さんがこどもに書いた手紙が、3年生になったときに届くというランドセル会社の企画があるのだそうだ。朝のニュースの特集で、津波でお母さんを亡くした娘の所に届けられた、亡き母からの手紙のことを報じていた。

ところがそのあとパソコンを開くと、私のところへも「むかし」書いた手紙(メール)が異国から届いたので、その偶然にびっくりした。

私に届いた手紙の差出人は、25年ほど前に一緒に音楽の授業に参加してくれていた、一人の自由の森学園の卒業生A君。その後の人生のこと、私のこのブログを読んでくださっているのだということ。あのときに歌った歌たちが、その後の人生の中で繰り返し響いているのだということ。そして恥ずかしいことに、私のあのときに語ったことばも覚えていてくれて、それも丁寧に記されていた。

31歳だった私は、若いくせにずいぶんえらそうなことを、また、わかったようなことを言っていたものだとパソコンの前で赤面したが、それでもそのときに、未熟なりに彼らと向き合って語った(書いた)ことばが、若い友人の人生の中で生きていたことを知り、素直にうれしかった。

一方、私のことばに傷ついた人も必ずいるはずで、子どもたちの前にたつものの責任の重さを思う。
わずかだけれど、今与えられている高校生の授業も、ことばひとつを大切にしなくてはと思わされている。

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埼玉から富山への旅、無事に終わりました。
富山での甥(両親にとっての初孫、私の初甥)の結婚式は教会でおこなわれ、わたし自らの歩みのことも重ね合わせて、とても印象的でした。忘れていたことを思い出しました。
by oguni-folke | 2011-09-20 09:41
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